摘み取りの時季を迎えた綿=27日午前10時50分、真岡市東沼

 県の伝統工芸品「真岡木綿」の材料となる綿花の摘み取りが27日、真岡市内で始まった。

Web写真館に別カットの写真

 真岡木綿会館が所有する同市東沼の畑約660平方メートルと、委託している同市小林地内の農家で栽培している。今年は日照不足の影響で摘み取りは例年より約2週間遅いスタートとなったが、8月以降高温が続いたことで実は大きく綿もしっかりしているという。

 この日は同会館の織り子7人が、弾けた実から真っ白い綿花を手で摘み取り、1時間半ほどで約2キログラムを収穫した。11月にかけて約100キログラムの収穫を見込んでいる。

 摘み取った綿花は1週間ほど乾燥して種を取り出し、糸として紡いでいく。織り子代表の花井恵子(はないけいこ)さん(65)は「真岡木綿の伝統をつなぐために、毎年綿花を収穫しなければならない。晴天が続くことを祈っています」と話した。