豚コレラの感染が隣接する埼玉県まで拡大したことを受け、県は25日、ウイルスを媒介する野生イノシシの侵入を阻止する防護柵の設置補助や、消毒用の消石灰散布などを含む約4億円の緊急対策を早急に実施する方針を固めた。埼玉に近い県南、県西地区などで野生イノシシの捕獲数を増やす対策なども併せて行う。開会中の県議会9月通常会議に補正予算案として追加提出する。

 防護柵の設置では、国が設置費の2分の1を補助する緊急支援事業を始めており、1養豚場当たり700メートル程度を想定。ワイヤメッシュなどの防護柵で、野生イノシシや小動物の侵入を防ぐ。群馬県や茨城県は既に設置補助費などを本年度予算に計上している。養豚場に出入りする車両を介した感染拡大を防ぐための消毒ゲートの設置補助なども実施する。