「MIYATEEN」展示コーナーと今年の編集委員を務める高校生たち

 【宇都宮】市中央図書館が出している高校生のための読書情報誌「MIYATEEN(ミヤティーン)」は、発刊から本年度で10年。編集作業に多くの高校生が参加し、同世代へのお薦め本の情報などを提供してきた。10年間の軌跡をたどる展示会が、同館で開かれている。

 第1号は2010年1月に発行。小中学生に比べ、勉強や部活動などで読書量が減る傾向にある高校生に向け、読書を促そうと市教委が作成したのが始まりだ。その後、公募で集まった高校生が編集委員を務め、誌面作りを担うようになった。同館によると、これまで制作に関わった高校生は100人を超えるという。

 年1回発行で、A4判8ページ。内容はお薦め本の紹介がメインだ。「冒険」「ノンフィクション」などジャンルごとの本の紹介や、「推理モノは好き?」などの選択肢を選ぶとお薦め本に行き着く「YES・NOチャート」の導入など、各号とも楽しく読んでもらえるような工夫を凝らしている。高校生が描いたイラストなどもふんだんに挿入されている。近年は各号約4千部を発行し、市内の各高校や図書館などで配布してきた。

 展示会は、同館1階と3階の展示コーナーで開いている。1~10号まで各号を展示し、それぞれで取り上げたお薦め本も並べた。お薦め本には、11号を現在制作している本年度の編集委員による紹介文も添えられている。

 「(各号とも)それぞれ個性があり、紹介文も興味がそそられるように書かれています」と、11号の編集長で文星芸大付属高2年の菊地優月(きくちゆづき)さん(17)。11号については「紹介する本が多くジャンルも広いので、楽しんでもらえる内容になると思います」と語った。

 展示は10月15日まで。(問)同館028・636・0231。