住民と協力してたくさんのイナゴを捕まえた児童

青空の下、イナゴを捕まえ袋に入れる児童

住民と協力してたくさんのイナゴを捕まえた児童 青空の下、イナゴを捕まえ袋に入れる児童

 【大田原】来春、佐久山小に統合される福原小の児童が24日、近くの田んぼで恒例のイナゴ捕りを行い、秋晴れの下、地域住民と一緒に最後の伝統行事を楽しんだ。

 同校は1875(明治8)年創立で、イナゴ捕りは周囲を田んぼに囲まれた自然豊かな同校で半世紀以上続く象徴的行事。かつては捕ったイナゴを地域に配り、益金で教材や備品を購入したこともあったという。

 この日は、ほぼ全校児童の26人とボランティアの地域住民15人が参加。児童は跳びはねるイナゴに苦戦しながらも夢中で追い掛けた。6年生が扮(ふん)する5人の戦隊「イナゴレンジャー」も登場して盛り上げた。イナゴは5、6年生がつくだ煮にして給食の時間に食べ、一部は地域にも配る。

 3年菅野(かんの)くるみさん(9)は「大人の人が手伝ってくれて、たくさん捕れて楽しかった」と笑顔。福原、佐藤美子(さとうよしこ)さん(74)は「毎年楽しみに参加してきた。最後になるのは寂しいが、これだけ長く続いてきたのは地域の誇りです」と感慨深げに話した。