【大田原】8月にローマで開かれた世界少年野球大会で、硬式野球チーム「大田原ボーイズ」のエース小田部夏行(おたべかい)さん(15)が日本代表の一員として2年ぶりの王座奪還に貢献した。直球の威力とコントロールの良さを生かし、先発や中継ぎとして3試合で好投した。「世界一になれたのはうれしい。大会で得た経験を今後の野球に生かしたい」と、さらなる成長を誓った。
黒羽中3年の小田部さんは、180センチの恵まれた体から投げ下ろす直球が武器の本格派右腕。大田原ボーイズでは初めて日本代表メンバーに選ばれた。
世界大会は昨年優勝の韓国や米国など12チームが出場。「初めて日の丸を背負ったので、恥じないプレーをしなければと思った」と小田部さん。予選リーグ2戦目のドイツ戦に先発し1失点、最終戦の米国・サンディエゴ戦にも先発し無失点でチームに勢いを付けた。