東電旧経営陣3人に無罪判決が言い渡された19日、県内の福島避難者や支援者は「悔しい」「不当」と憤り、「再稼働が進まないか」と原発行政の行方を危ぶんだ。

 「ショック。納得できない」。原発が立地する福島県双葉町から宇都宮市へ避難した半谷八重子(はんがいやえこ)さん(72)は無念さをにじませる。

 「津波の危険性が指摘されていたのに対策をしなかった。事故は人災だと思う。誰も責任を取らないのか」。同町の大半は今も帰還困難区域内のまま。2年前に宇都宮市内に家を建て、家族6人で暮らす。「たくさんの人が強制的に古里を追われた。まさか無罪とは」

 福島県浪江町から那須塩原市前弥六南町に移り住んだ染色家江川(えがわ)アイさん(79)も「ただただ悔しい。司法は何のためにあるのか」。