コストコ出店候補地

 米国の会員制量販店で倉庫型店舗を展開する「コストコ」が、壬生町壬生丁などの区画整理事業地内に出店を検討していることが19日分かった。同日開かれた同町議会全員協議会で町が明らかにした。小菅一弥(こすげかずや)町長は「経済波及効果や雇用創出が期待できる。積極的に誘致したい」と説明。町は当該地の上下水道などの公共施設整備に精力的に取り組み、円滑な区画整備事業執行のために必要な支援を行うとしている。

 出店候補地は「六美町北部土地区画整理組合」の事業地。県道羽生田上蒲生線に面し、南側を北関東自動車道が走る。壬生インターチェンジ(IC)と、2022年度末完成予定の下野スマートICのほぼ中間に位置し、町外、県外からの買い物客の利便性も高い。

 町はコストコが立地する自治体を調査し、出店により年間200万人規模の集客と300人程度の雇用が見込め、地元経済に好影響を与えると判断している。

 区画整理は本年度から本格的に事業が始まり、町も排水設備などの支援事業に1億6800万円を計上した。事業区域は約50万平方メートル。店舗候補地は、事業区域の東寄りに位置している。コストコの標準的な出店条件は、敷地面積3万3千平方メートル以上、建築面積1万4850平方メートルで、候補地はこの条件を満たすとみられる。

 コストコは生鮮食品、日用雑貨、家電、衣料品などを幅広く取り扱う会員制大型小売店。広い店内に仕入れた商品をそのまま陳列するなど徹底した経費節減や、年会費を集めることで低価格を実現している。

 米国を中心に世界各国に店舗を持ち、日本では1999年、福岡県に1号店がオープン。現在は全国に26店を展開している。隣県では前橋店(前橋市)、つくば店(茨城県つくば市)、ひたちなか店(茨城県ひたちなか市)などがある。

 コストコ日本法人のコストコホールセールジャパン(川崎市)は「計画の有無を含めオープンが確定するまでは、何もお伝えできかねます」としている。

 県内へのコストコ出店は2013年に鹿沼市が候補地になったが、実現しなかった経緯がある。