金融政策決定会合後に行われた記者会見を終え、席を立つ日銀の黒田総裁=19日午後、日銀本店

 日銀の黒田東彦総裁は19日、金融政策決定会合後に記者会見し、景気を刺激する追加金融緩和の用意があると表明した。米国と中国の貿易摩擦などで海外経済が一段と減速するリスクが高まったことに警戒感を示し、7月末に開いた前回の会合時点と比べ「緩和に前向きかと問われれば、その通りだ」と強調した。消費税増税から約1カ月後の10月30、31日に開催する次回会合で追加緩和の是非を検討する。

 黒田氏は海外経済の減速が国内の景気に悪影響を及ぼし、物価上昇の勢いが損なわれる恐れが高まる事態になれば「ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と改めて表明した。