自動車部品大手のカルソニックカンセイ(さいたま市)は13日までに、カルソニックカンセイ栃木の栃木工場(下野市下古山)など県内3拠点を含む国内4工場を、2020年中に閉鎖すると発表した。「日本の自動車需要が伸び悩む中、国内の生産拠点をスリム化する」(担当者)。カルソニックカンセイの連結売上高に占める日産自動車向けの取引は約8割に上り、日産の業績不振が響いたとみられる。

 コックピットモジュール部品などを生産するカルソニックカンセイ栃木(従業員数411人)の栃木工場と、空調製品などの佐野工場1地区(佐野市高萩町)は20年2月末、コンプレッサー製品などのカルソニックカンセイ宇都宮(宇都宮市清原工業団地、従業員数121人)は同9月末、カルソニックカンセイ山形(山形県寒河江市、同112人)は同10月末にそれぞれ閉鎖する。本県拠点の操業は栃木工場が最も古く1972年。

 対象となる従業員は本県の532人を含む計600人余で、グループ各社へ再配置を原則とし、生産は他工場への移管や外注化で対応するという。ウォッシャータンクなどを作るカルソニックカンセイ栃木の佐野工場3地区は残る。同2地区は既に存在しない。