旧穂積小でイベントを開催する野澤かなえさん(右)と長女こなつさん

 【さくら】市内外で活動する心理カウンセラーの野澤(のざわ)かなえさん(47)=氏家=が22日、旧穂積小で、不登校の児童生徒とその保護者などを対象にしたイベント「ing~不登校の今を大切にする」を開催する。野澤さんは「悩んでいる今の時間は無駄じゃない。寄り添う大人もいることを知ってほしい」と呼び掛けている。

 野澤さんは3人の子どもを育てる母親で、3人とも不登校を経験した。初めは子どもたちを学校に戻そうとしていたが、「子どもたちに合った進み方があるのではないか」と、子どもたちが自分らしく過ごせる生活を目指し始めた。

 「子どもたちの不登校は、なくてはならない経験だった」。不登校を経験したからこその出会いや、やりたいことの発見があったという。

 現在は親子で仲良く過ごしているが、一方で市内には学校以外に子どもの居場所が少ないと感じた。

 そこで学生の居場所づくりなどに携わる宇都宮市内のNPO法人「キーデザイン」の協力を得て、イベントを企画。東日本大震災に遭ったことなどから不登校となった長女の高校1年こなつさん(16)も関わり、流しそうめんや豚汁などの昼食作り、屋内外での遊びで、ゆったり過ごせる1日を提案する。