境内で幽玄な世界を披露した薪能=7日午後7時15分、足利市家富町の鑁阿寺

 「第35回足利薪能」が7日、足利市家富町の鑁阿(ばんな)寺で行われ、約670人の観客が幽玄の世界を堪能した。

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 足利能(薪能)実行委員会が主催。今回は人間国宝の和泉流狂言師野村萬(のむらまん)さんのほか、能楽師ら約30人が出演した。

 舞台は曲芸的な舞をみせる大田楽で幕を開け、地謡(じうたい)に合わせて舞う舞囃子(まいばやし)や仕舞、狂言「文荷(ふみにない)」と続いた。

 終盤にはかがり火がともされ、旅に出た修験者が鬼女に遭遇する能「黒塚」が披露された。観客は幻想的な舞台で繰り広げられる演技に見入っていた。

 8日は同所で「足利薪狂言」の上演が予定されている。