古沼氏を講師に招いて開かれた宇都宮文星女子高サッカー部のモーニングセミナー

高校サッカーの名将古沼氏(前列中央)を招いてモーニングセミナーを初開催した宇都宮文星女子校サッカー部

古沼氏を講師に招いて開かれた宇都宮文星女子高サッカー部のモーニングセミナー 高校サッカーの名将古沼氏(前列中央)を招いてモーニングセミナーを初開催した宇都宮文星女子校サッカー部

 【宇都宮】県内高校女子サッカーの強豪、宇都宮文星女子高サッカー部は、部員自らが自主性を育もうと、部内に風紀、環境、保健、朝礼の4委員会を設け、部内外で活動を展開している。2日朝には、朝礼委員会が外部講師によるモーニングセミナーを初開催。帝京高(東京)を率いて全国大会で9度の優勝を果たした名将古沼貞雄(こぬまさだお)氏(80)から、サッカーや日常生活の心構えを学んだ。

 各委員会は、6月に設置された。風紀委員会は身だしなみのチェック、環境委員会は試合会場の雑草抜きやトイレ掃除などを担当する。

 朝礼委員会は、毎週月曜朝の同部の朝礼を担当する。モーニングセミナーは第1月曜の45分間。委員長の3年蒲澤愛奏(がわさわあいね)さん(18)は「社会人の話を聴いて、人として成長するために企画した」と話す。

 この日は、部員のほか保護者ら計約60人が参加した。古沼さんは自身の指導経験について講話。選手には「夢」「やる気」「工夫」「基本」が重要とし、特に「勝負事には基本が一番大切」と説いた。その上で「日本で一番になるには、それなりの練習が必要」と語り、「闘いは心が大切です」と締めくくった。

 セミナー後、蒲澤さんは「強豪校が日々、どんなことをしているか分かった」と話した。今後は消防署員による自己犠牲の話のほか、栄養学やスポーツマネジメントに関する話を予定する。

 委員会について部長の3年伊東美和(いとうみわ)さん(18)は「委員会ごとに活動を行い、学校全体、栃木の女子サッカーにいい影響を与えたい」。鈴木秀明(すずきひであき)監督(53)は「子どもから大人になる過程にいる高校生に、さまざまな人の話を聴いて育ってほしい」と話した。