機密文書の細断に取り組む「きたざと」の利用者=8月、足利市

 県内で働く障害者の月平均工賃は9年連続で上昇しているが、県が目標に掲げる金額には達していない。2018年度に県目標に届いた施設は全体の35%にとどまる。働く障害者が増えている一方で、就労の知識や能力が高まった人が一般企業などへステップアップすることが背景にあるとみられる。目標達成に向け、各施設の収益性の高い分野への進出や販路の確保などが鍵となりそうだ。

 「仕事をやっている時は楽しい」。そう生き生きと話すのは足利市利保町の「社会就労センターきたざと」を利用する島田成大(しまだしげひろ)さん(37)。週3日以上、取引先に出向いて機密文書の細断作業に携わる。