ザリガニのスープを試食する「昭和天皇の料理番」の谷部さん(左)と増子料理長(中央)ら=30日午前、宇都宮市一の沢2丁目

 大正天皇即位の礼の祝宴に出されたザリガニのスープ再現に取り組む関係者の試食会が30日、宇都宮市で初めて開かれた。「昭和天皇の料理番」として知られる谷部金次郎(やべきんじろう)さん(73)=千葉県佐倉市=も参加。初めて口にした料理に「全く癖がなく、彩りも非常にきれいで一般の人には珍しい料理としてアピールできる」と太鼓判を押した。

 祝宴は、天皇の料理番・秋山徳蔵(あきやまとくぞう)(1888~1974年)が取り仕切り、最高の料理を作るためザリガニのポタージュを献立に加えた。そのスープの再現に中禅寺金谷ホテルの増子陽(ましこあきら)料理長(47)が挑んだ。

 ザリガニの鮮やかな赤を生かすため、白いスープ作りにこだわった。「本県産のジャガイモと甘いタマネギ、ザリガニのだしを使った」と説明した。