田村選手の日本代表入りをスマートフォンのニュースサイトで確認する国学院栃木高ラグビー部の選手たち=29日午後、国学院栃木高ラグビー場

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に臨む日本代表メンバー31人が29日発表され、国学院栃木高出のSO田村優(たむらゆう)(30)=キヤノン=が2015年のイングランド大会に続いて2度目の代表入りを果たした。初の決勝トーナメント進出を目指す日本の司令塔の選出に、本県関係者から喜びと期待の声が挙がった。

 田村のラグビー人生は栃木から始まった。トヨタ自動車元監督の誠(まこと)さんを父に持つも、ラグビー未経験だった田村を一から指導したのが国学院栃木高ラグビー部の吉岡肇(よしおかはじめ)監督(57)。この日、ライブ配信で選手発表を見守った吉岡監督は、田村の名前が読み上げられると、「ようやくここまで来た」と満面の笑みを浮かべた。その後、田村から電話で「やるべきことを焦らずゆっくり準備します」と報告を受けたという。

 田村はW杯前哨戦のパシフィック・ネーションズカップで全3戦に先発出場し優勝に貢献。吉岡監督は「うれしい反面、壊れるなよという思いだった」と親心をのぞかせた。吉岡監督は「まだメンバーに選ばれただけにすぎない。気を緩めず、日本中のファンの期待に応える活躍をしてほしい」とエールを送った。