見頃を迎えたシュウカイドウ=29日午後0時45分、栃木市出流町

 シュウカイドウの花が栃木市出流町の自然体験施設「出流ふれあいの森」で見頃を迎え、残暑厳しい中、ひと足早く秋の訪れを告げている。

Web写真館に別カットの写真

 シュウカイドウはベゴニア属の多年草で、淡いピンク色の花を咲かせる。園内を流れる出流川の両岸300メートルにわたり、流れに沿って奥まで群生する景色は鮮やか。今年は9月中旬まで川べりを彩る見通しだ。

 29日は快晴も相まって透明な川面と草木の緑、ピンクの花のコントラストが来場者を楽しませた。フィルムに収めようと写真愛好家たちの姿も多く見られた。

 同園や毎年訪れている近隣住民たちによると、今年は近くでニホンジカやイノシシなど野生動物の目撃が多いという。食害に遭った花びらが点在しており、同園は「例年の半分ほどになってしまった」と嘆いた。

 毎年訪れているという鹿沼市栄町1丁目、山越幸雄(やまこしゆきお)さん(70)は「美しい景色をこの先も残していくために、何とか守ってほしいね」とカメラに顔を近づけた。