県内全域を舞台とする国際自転車ロードレース「ツール・ド・とちぎ」が来春の第4回大会を最後に終了する方向で調整が進められていることが28日、関係者への取材で分かった。NPO法人ツール・ド・とちぎの会(喜谷辰夫(きだにたつお)理事長)が主催し、県や県内全市町などによる実行委員会で大会を運営してきたが、資金確保などの面で継続が難しいと判断されたとみられる。

 大会は県内の観光誘客や経済活性化につなげようと2017年に初開催。今年は主催者発表で観戦者は7万9千人、経済波及効果は約11億3千万円とされた。選手招聘(しょうへい)や会場設営、警備などの大会運営費は約2億1千万円。補助金活用やスポンサーを募るなどしていたが資金確保が課題だった。

 下野新聞社の取材に対し、喜谷理事長は「実働スタッフは数える程度で、安全面の確保、資金調達など大会を続ける条件を整えるのが厳しい状況。パワーのある方に引き継ぎたいという思いはある」と話した。