美しい竹林が魅力の「若山農場」で実施したタクシー乗務員向けガイドツアー

 【宇都宮】市や宇都宮商工会議所、宇都宮コンベンション協会などでつくる「市おもてなし推進委員会」は20、26の両日、大谷地域や若山農場(宝木本町)で、観光客に接する機会が多いタクシー乗務員向けの「おもてなし勉強会」を開催した。2016年度から年に1回ほど開催しており、乗客の観光に関する質問に答えられるようになるなどの効果が出ているという。 

 勉強会は観光資源について学びたいという乗務員を対象に、これまでギョーザやカクテルを扱ってきた。

 20日は14人の乗務員が参加し、大谷資料館や大谷寺、若山農場などでガイドツアーを実施。映画やドラマのロケ地として知名度が上がり、観光客も増加している若山農場では、若山太郎(わかやまたろう)社長(51)が竹の性質や見どころ、ロケの裏話を軽妙なトークで解説した。

 都内ビルを彩る竹のほとんどが同農場の出荷品であることや、映画「るろうに剣心 伝説の最期編」で撮影に訪れた人気俳優の佐藤健(さとうたける)さんや福山雅治(ふくやままさはる)さんとのエピソードも披露。農場内の茶屋では、竹の器で抹茶と茶菓子を振る舞い、乗務員は「京都に来ているみたい」「お客さまも満足するよ」などと口にしていた。

 参加したSATタクシーの男性乗務員(68)は「若山農場に来るのは初めてだった。観光客の方も一度来る価値アリです」と話し、勉強会は「実際に見ることができるので、自信を持って観光客にお勧めできる」と満足した様子だった。

 同委員会によると、これまでの勉強会後には「観光客に観光資源を説明できた」「社内で共有が図れた」などの感想が寄せられたという。一方、参加する事業者が固定化しており、偏りが見られるなどの課題もある。同委員会の担当者は「これからも活動を継続し、参加者の裾野も広げていきたい」と話している。