福田知事(中央)に要望書を手渡した鹿沼市の佐藤市長(右)と下野市の広瀬市長=22日午後、県庁

福田知事(中央)に要望書を手渡した鹿沼市の佐藤市長(右)と下野市の広瀬市長=22日午後、県庁

 県内の産業団地開発が活況だ。交通アクセスが良く災害が少ないことなどから、事業拡大やリスク分散を図る企業からの問い合わせが相次ぎ、“造れば売れる”状況が続く。紹介できるストックが減る中、県北や県央でも新たな用地整備が進んでおり、22日には鹿沼、下野両市が福田富一(ふくだとみかず)知事に産業団地開発の要望書を提出した。

 鹿沼市が要望したのは、鹿沼工業団地に隣接する同市深津の24ヘクタール。東北自動車道鹿沼インターチェンジやさつきロードにほど近い。佐藤信(さとうしん)市長は「企業からの引き合いが多い中、手持ちの団地がないため残念ながらほかへ行かれてしまう。1日でも早く産業団地が必要」と協力を求めた。

 下野市は西坪山工業団地東側の下坪山、花田、絹板にまたがる33・3ヘクタールを計画する。新4号国道に隣接し北関東自動車道や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にアクセスしやすい。広瀬寿雄(ひろせとしお)市長は「工業団地はほぼ空きがなく、地元に就業の場をつくりたい」という。

 県は9月末までに基礎調査の実施主体を県企業局か県土地開発公社に決め、開発決定は来春を予定する。福田知事は「両市の要望がかなうよう速やかに手続きを進めていきたい」と前向きな姿勢を見せた。