和歌山県串本町で開かれた岩手県の語り部による講演会。左端は佐々木慶一さん=22日

 南海トラフ巨大地震の発生時に短時間で津波が来ると想定されている和歌山県串本町で22日、東日本大震災で被災した岩手県の語り部による講演会が開かれた。企画した岩手大の広田純一教授(64)は「命を守るため本気で避難訓練を」と呼び掛けた。23日まで町の沿岸部6地区を巡回する。

 講演会は「いわて津波伝承キャラバン」と名付けられ、岩手県の住民ら語り部が、災害の教訓を津波の危険性がある各地沿岸部の住民に伝えていく。19、20日は高知県黒潮町で実施した。

 講演を聞いた串本町田並の谷畑武彦さん(74)は「どんな思いで訓練に参加したらよいのかを教えてもらった」と話した。