お社を組み立てる真岡工業高の生徒ら

 【真岡】中の中村八幡宮(はちまんぐう)(中里元彦(なかざともとひこ)宮司)の敷地にあり、4年前の関東豪雨で倒壊した若宮八幡宮の再建に向け、真岡工業高建設科の生徒が奮闘している。19日に組み立てを行い、昨夏から取り組んできた作業は大詰めを迎えた。

 再建は昨年、中村八幡宮氏子総代会が同校に依頼した。同校は地域貢献につながり、技術の向上も図れると快諾した。作業は想定より難しく、完成は当初予定の昨年度中からずれ込んだ。それでも、同総代会の希望であった神社特有の「反り屋根」も実現させた。完成は来月の見通し。

 この日はあらかじめ加工してあったヒノキの木材を同八幡宮に搬入して作業を行い、2時間ほどで高さ約2メートル、幅約1・3メートル、奥行き約1・8メートルのお社を組み立てた。

 昨年の3年生も含め、19人が作業に携わってきた。3年菅山拓海(すがやまたくみ)さん(17)は「なかなか携わることができない作業を任せてもらい、いい経験になった」と話した。組み立てる様子を見守った同総代会長の川又洋一(かわまたよういち)さん(70)は「宮大工が建てたくらいに本格的で驚いた。地域の人も喜んでくれる」と話した。