大縄を力いっぱい引く参加者=17日夜、大田原市佐良土

 大田原市佐良土の国選択無形民俗文化財「大捻縄(だいもじ)引き」が17日、佐良土多目的交流センター付近の市道で行われ、地元住民ら約700人が長さ約50メートルの大縄を引き合った。

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 豊作や無病息災を願う同地区の伝統行事。引き手不足から長らく途絶えていたが、2017年に22年ぶりに再開された。

 この日は午前8時から住民が大縄作りに没頭。事前に作った「クビレ」(わらの小束)をねじり合わせ、8時間ほどかけて太さ最大約50センチの大縄を完成させた。

 午後6時半ごろから大捻縄引きが始まり、東西に分かれて交互に縄を力いっぱい引き合った。「ワッショイ」という大きな掛け声と、堀之内お囃子(はやし)会の演奏が夜空に響き、会場は熱気に包まれた。

 実行委員の公務員川又健児(かわまたけんじ)さん(41)は「昨年以上に盛り上がり、肝心な3年目を良い形で終えられた。来年以降も伝統を継承していきたい」と笑顔で汗をぬぐった。