車塚古墳を調査する学生ら=2015年8月(壬生町歴史民俗資料館提供)

 【壬生】町教委が2014年度から実施してきた国指定史跡「車塚古墳」「牛塚古墳」「愛宕塚古墳」の発掘調査が18年度に完了した。調査による発見や成果などを広く知ってもらおうと町教委は9月7日、本丸1丁目の城址(じょうし)公園ホールで大学教授らを招いた報告会を開催する。当日は貴重な出土品も展示し、“古墳の町壬生“を町内外にPRする。

 一連の調査では16年度、車塚古墳で祭祀(さいし)の場「前庭(ぜんてい)」の一部が確認された。17年度には、愛宕塚古墳で複数の規格の円筒埴輪(はにわ)が発見されるなどの成果があった。

 報告会は2部構成。第1部では、学生時代に各古墳の発掘調査に携わった宮城県教委の佐藤渉(さとうわたる)さん、新潟県上越市教委の今井晃(いまいあきら)さん、茨城県教委の大里美穂(おおさとみほ)さんがそれぞれ調査報告を行う。

 第2部では、調査を行った田中裕(たなかゆたか)茨城大教授と日高慎(ひだかしん)東京学芸大教授が「発掘調査の成果と謎について」をテーマに対談形式で講演する。「車塚古墳の葺石(ふきいし)と前庭」や「車塚古墳の埴輪」、「愛宕塚古墳の盾持ち人埴輪と円筒埴輪の規格の違い」などについて見解を述べる。