車座になって「哲学対話」を体験する教師ら

「哲学対話」を前に作品を鑑賞する美術教師ら

車座になって「哲学対話」を体験する教師ら 「哲学対話」を前に作品を鑑賞する美術教師ら

 【小山】市内小中学校の図工・美術担当教員の研修会がこのほど、乙女3丁目の市車屋美術館で開かれ、参加者32人が「哲学対話」を体験した。車座になって鑑賞した作品の感想を話し合い、表現や創作活動を巡る思考を深める試み。教育現場で児童生徒を対象に実践できるのではないかと美術館側が提案し、市教育研究会小中図工美術部会が初めて研修に取り入れた。

 「哲学対話」は互いの感想や意見を否定しないことがルールで、その理由や根拠を尋ねる「問い」を重ねながら自由に話す。同美術館は昨年から各企画展に合わせ、子ども向けと大人向けに分けて開催している。

 今回の研修では市出身の彫刻家生井亮司(なまいりょうじ)武蔵野大教育学部教授が進行役となり、同美術館で開催中の「館野弘青(たてのこうせい)彫刻展」の作品を題材に話し合った。

 それぞれ好きな作品を挙げ「なぜ好きなのか」「なぜそう思うのか」などと問い掛け、やがて「絵は上手でないといけないのか」との話題に発展。「子どもの場合は描く過程を重視する」との意見が出た。

 体験した教師からは「ほかの教科でも応用できそう」「若い先生同士でやってみたい」など前向きな感想が寄せられた。