旅で使用した原付きバイクの前で、「日本本土四極踏破証明書」を手にする八角さん

 【那須塩原】西新町、陶芸家八角(ほずみ)清(きよし)さん(65)はこのほど、離島を除く日本本土の東西南北の先端を原付きバイクで巡り「日本本土四極踏破証明書」を受け取った。同証明書を発行する長崎県佐世保市役所小佐々支所によると、原付きバイクでの踏破は珍しいとみられる。4年余りで3回に分け、いずれも自宅を出発し、計37日間で達成した。八角さんは「この経験を通じて得た、何かを達成することの大切さや喜びを子どもたちに伝えていきたい」と話している。

 「行ったことのない場所を見たい」と思ったのがきっかけで、2015年5月14日から旅を始めた。同29日、最南端の佐多岬(鹿児島県南大隅町)に到着。17年は6月下旬から10日間で最北端の宗谷岬(北海道稚内市)と、最東端の納沙布岬(同根室市)を訪れた。最西端の神崎鼻(長崎県佐世保市)は今年5月7日に出発し同17日に着いた。

 3回とも雨天時を除き朝から夕方まで運転し1日あたり100~300キロを移動。各地域の道の駅や公園などで一夜を過ごした。

 2年ほど前から地元の小学生の登下校を見守る「スクールガード」の活動を始めた八角さん。子どもたちに旅の途中で見た城や史跡などを紹介し「日本の歴史に興味を持ってもらえれば」と期待する。

 同証明書は4極が位置する自治体で唯一、同支所が発行。記録が残る2013年度から8月9日までに、1740人(このうち県在住者は10人)に贈っているという。