4カ月児健診の際に行われたブックスタート事業

 【野木】子育て支援の一環として、赤ちゃんと親に絵本の読み聞かせなどを行う町の「ブックスタート事業」が15周年を迎えた。これまでに同事業を利用した町内の赤ちゃんは、4月末時点で2700人を突破。同事業には赤ちゃんを介して親にも本に親しんでもらう狙いがあり、読み聞かせを通じた親子のコミュニケーションの増加などが期待されている。

 同事業はイギリスが発祥とされ、絵本の読み聞かせやお薦め本の紹介などを通し、親子で本に親しむきっかけを作ることが目的。日本では東京都杉並区が2000年に初導入し、その後全国の自治体に広がっていった。

 町では2004年8月、この年に生まれた赤ちゃんの4カ月児健診の際に同事業を開始した。図書館などで児童に絵本の読み聞かせを行っていた友沼、西巻(にしまき)ちず子(こ)さん(69)が「図書館に来ない親子にも本の面白さを知ってもらいたい」と健診時に同事業を行うことを発案。町に働き掛け、ブックスタートの先進地から資料を取り寄せたり仲間を募ったりするなど準備を重ねた。

 今では14人のボランティアスタッフが毎月2回、4カ月児と8カ月児の健診の際に絵本の面白さを伝える活動をしている。7月末には丸林の町保健センターに親子9組が訪れ、スタッフが歌うわらべ歌に合わせて赤ちゃんをあやし、絵本を通してコミュニケーションを図る方法などを体験していた。