県戦没者追悼式に臨む参列者=15日午前、宇都宮市陽西町、護国神社

 令和最初の終戦の日となった15日、県戦没者追悼式が宇都宮市陽西町の護国神社で行われた。時折小雨が降る中、参列者約260人は戦没者の冥福を祈り、平和の尊さを後世に語り継ぐことを誓った。

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 追悼式は県戦没者合同慰霊祭執行委員会が毎年主催している。同委員会会長の木村好文(きむらよしふみ)県議は「戦争から学んだ教訓を肝に銘じ、戦争の悲惨さを子や孫に語り伝える。戦争は絶対にしない、させない、という思いをつなぐことが私たち遺族の責務」と述べた。

 同委員会名誉会長の福田富一(ふくだとみかず)知事は「再び悲しみの歴史を繰り返さぬよう決意を新たにし、恒久平和を願う。全ての県民が安心して心豊かに暮らせるよう、一層努力する」と力を込めた。

 参列者はその後、全国戦没者追悼式の様子を伝えるラジオ放送に合わせて、正午に黙とうした。

 曽祖父の弟2人が出兵先のフィリピン南部ミンダナオ島ダバオで20代半ばで戦死したという那須塩原市上横林、農業菊池栄(きくちさかえ)さん(67)は「戦争は人殺しと同じ。二度と繰り返してはならないと強く感じた」と語り、戦争のない社会が永久に続くよう願った。