梵天祭りで巨大な丸太を運ぶ担ぎ手たち=14日午前、足利市小俣町

 長さ約15メートルの丸太を担ぎ上げ、山頂に打ち立てる伝統行事「石尊山の梵天(ぼんてん)祭り」が14日早朝、足利市小俣町の石尊山で開かれた。約200人が山頂に集まり、祭りの成功を祝った。

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 江戸中期から続くとされる県無形民俗文化財で、毎年同日に行われている。夜明け前の午前4時、約60人の担ぎ手が丸太を肩に乗せて麓を出発。「わっしょい」と威勢よく掛け声を合わせ、急な山道や岩場を進んだ。

 1時間15分後、標高486メートルの山頂に到着。幣束などを付けた丸太を、空に向かって立ち上げた。続いて幣束を抜き取り家内安全や商売繁盛を願おうと、若者らは丸太登りに挑戦した。

 先陣を切って丸太を登った同市山前小5年石川(いしかわ)大和(やまと)君(11)と同4年武人(たけと)君(9)は「滑って難しかったけど楽しかった。来年も来て、次は一番上まで登りたい」と話した。