たわわに実ったブルーベリーを収穫するペレラさん

 【佐野】スリランカ出身で貿易会社を営む若松町、テラク・チャンドラ・ペレラさん(52)と妻かおるさん(53)が昨年就農し、ブルーベリーの栽培を成功させた。自然豊かな飛駒町の約20アールの農園で、「ラビットアイ」など数種類を育て、計約100本の木に紫色のブルーベリーをたわわに実らせた。このほど収穫作業が本格的に始まり、今後は市内や東京近郊で販売するほか、ブルーベリーがあまり流通していないスリランカへの空輸も予定しているという。ペレラさんは「おいしいからきっとスリランカでも人気が出るはず」と意気込んでいる。

 ペレラさんは1990年に来日し、足利工業大で学んだ。卒業後はスリランカの紅茶やスパイスなどを扱う貿易会社を経営。日本で不用になった車いすを母国に送る支援活動も行うなど、両国の友好にも貢献してきた。

 そうした活動の傍ら、長年憧れてきた農業に挑戦しようと、昨年「チャンドラファーム」と名付けた農園を設け、ブルーベリーの栽培を決めた。購入した飛駒町の農地は、水はけの良い土壌で、周辺には受粉を媒介する野生のハチも多く生息しているなど、栽培に適した環境という。