ボランティアが開いた外国人親子向け高校進学ガイダンス

 【小山】市内在住の外国人が増える中、市内のボランティアによる初めての「外国人親子向け高校進学ガイダンス」がこのほど、小山城南市民交流センターゆめまちで開かれた。外国出身の親子17人が参加し、通訳を介して高校受験の仕組みや近隣の高校について相談した。主催した「小山多文化共生進路ガイダンス実行委員会」の安士陽子(やしようこ)代表(52)は「これをきっかけに、家族や担任と話して目標に向かって頑張ってほしい」と望んでいる。

 外国人児童生徒の教育に詳しい宇都宮大国際学部の若林秀樹(わかばやしひでき)客員准教授(57)がコーディネーターを務め、ボランティア通訳の協力を得て英語、ポルトガル語、中国語など5カ国語で対応した。

 若林さんによると、外国人向けの進学相談会は県内では栃木市や佐野市で教育委員会が主催した例はあるが、ボランティア団体が主催するのは初めてという。

 民生委員やコミュニティスクール(学校運営協議会)委員を務める安士さんは、中学卒業後、就職せずに家で過ごす外国人の子どもと接したことを機に、義務教育段階での支援の必要性を感じた。一方、多国籍化する生徒の進路相談に十分な時間を割けない教師側の悩みにも触れた。