特定外来生物クビアカツヤカミキリの撲滅対策として、奨励金制度の創設を検討していた小山市は9日、9月に交付を始めると発表した。成虫を捕殺した市民に、10匹に付き500円を交付する。県内初。

 クビアカツヤカミキリは人体に影響はないものの、モモやスモモ、ウメ、サクラなどの樹木を食い荒らして枯らす害虫。同市内では6月に1件、被害が確認された。繁殖力が強いことから市は早期に対策が必要と判断し、奨励金交付の準備を進めていた。要綱を取りまとめた上で、交付を始める。

 市民が市内で発見した成虫が対象。市環境課窓口に死骸を持参すると、1匹に付き名刺大の「捕殺確認証」1枚を配布する。10枚で奨励金500円を交付する。集めるための期限はない。

 成虫は体長約3~4センチで、全体に光沢のある黒い体で首が真っ赤なのが特徴。6~8月に現れる。死骸が分断されている場合は首の赤い部分を1匹とする。

 同課は、特定外来生物は生きたまま持ち運ぶことは禁じられているため、必ず捕殺するよう求めている。成虫なら殺虫剤を使用したり踏んだりして捕殺できるという。

 奨励金は群馬県館林市なども交付している。