戦時下での作品など66点が展示されている企画展

 【鹿沼】川上澄生(かわかみすみお)美術館で、企画展「川上澄生 戦時下の創作 1941-1945 モノ言ヘバ唇寒シ春風モ」が開かれている。戦時中の創作活動をテーマに、社会情勢から一定の距離を置き、自らの「驚異と好奇心」の精神を守り続けた川上の姿や、川上を取り巻いた環境を紹介する。9月29日まで。(樋口海帆(ひぐちみほ))

 「モノ言ヘバ…」は、世の中が戦争に向かう中、余計なことは言わない方が良いという思いを詠んだとされる川上の句。企画展では太平洋戦争中の1941年から45年にかけて制作された版画や油彩画、和装本などの作品66点が並ぶ。

 川上の作品ほか、当時の版画界の状況が分かるような資料なども展示している。午前9時~午後5時。入館料は一般300円など。原則月曜休館。(問)同館0289・62・8272。