グランプリに輝いた古都乃さん(左)と白井さん

 【宇都宮】市出身の演歌歌手古都乃光(ことのひかる)(本名・豊田良美(とよだよしみ))さん(67)がこのほど、全日本音楽振興会主催の「第29回レコ祭全国大会」でグランプリに輝いた。夢を追い続けて約40年、受賞によって念願の全国デビューを果たした古都乃さんは「志を持って努力している人の励みになればうれしい」と笑顔を見せた。

 受賞したのは「私を守って…」と「さすらい旅愁」の2曲を収録したCD。「私を守って…」は、男性を一途に思う女性の気持ちを歌い上げる。古都乃さんの歌声にほれ込み、作詞した作詞家白井(しらい)ゆりさん(72)=茨城県古河市=が全国大会へ背中を押した。

 古都乃さんは旭町で生まれ育ち、高校卒業後は会社員生活を送っていた。26歳の時に「歌手になりたい」と上京し、飲食店を経営するなどして生計を立てながら下積み生活を送った。

 40代になり、古都乃さんは夢を断念して宇都宮へ戻ってきた。「なかなかデビューできず、悔しくて仕方なかった」と振り返る。

 歌手になりたいという思いは消えず、市内の文化会館やホテルでショーを開くなどして活動を続けた。10年ほど前にはインディースデビューを果たした。

 古都乃さんは「夢は諦めず持ち続けていればかなう。辛い下積み時代が今をつくっている。再スタートを切る」と意気込んでいる。今後は全国で活動を展開する。

 9月23日には、全国発売を記念したディナーショーをホテルニューイタヤで開く。13000円。(問)古都乃さん090・9842・4602。