【日光】初夏のニッコウキスゲのシーズンを終えた市霧降高原キスゲ平園地では現在、シモツケソウなど愛らしい高原の花が斜面を彩っている。
標高約1400メートルから1600メートルの同園地は、2日午前10時の時点で気温24度。ハイカーは涼風に揺れる花を楽しんでいる。淡いピンク色の花を咲かせるシモツケソウや、珍種のタマガワホトトギスの黄色い花も見られる。
ほかにも白、紫色の花をつけるヨツバヒヨドリは「旅するチョウ」ともいわれ、台湾周辺から北上中のアサギマダラが蜜を吸う姿も観賞できる。
つくば市二ノ宮、団体職員石元茂(いしもとしげる)さん(69)は「きのうは戦場ケ原をハイキングしました。霧降はまた違ったきれいな花が見られていいですね」と話していた。