男性客が転落した遊具のイメージ図

 那須町高久乙の遊園地「那須ハイランドパーク」で5日、男性が高さ約5メートルの遊具から転落して死亡した事故で、アルバイト従業員が「(男性に命綱を)着け忘れた」と県警に説明していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警は施設側の安全管理体制に問題がなかったか、業務上過失致死の疑いも含め調べている。

 捜査関係者によると、事故当時は昼食の時間帯だったため、同遊具の担当者はアルバイト従業員1人だったという。

 那須塩原署などによると、事故があった遊具は高さ約5メートルの足場からサンドバッグに飛び付くアトラクションで、相模原市、自営業男性(51)が転落し死亡した。

 同園によると、同遊具を利用する際、従業員がヘルメットやハーネスと呼ばれる安全ベルトを客に装着させ、ワイヤを着けるという。転落時、男性のハーネスに命綱のワイヤは着いていなかったという。下野新聞社の取材に、同園側も「従業員による命綱の着け忘れが事故原因の可能性が高いと考えている」としている。

 事故を受け同園は6日、開園時間を1時間遅らせ、全従業員を対象に施設の運営マニュアルや緊急時の対応手順を確認した。

 同園側は「このような重大な事故を発生させたことに対し、深く反省し、二度とこのような事故が起こらないように事故原因の究明を行っていく」とコメントしている。