福田富一(ふくだとみかず)知事は6日の定例記者会見で、県内初の商用水素ステーションが栃木市に整備されると発表した。東京都府中市の運送会社「丸伊運輸」が国と県の補助金を活用して整備する。完成は来年2月の予定。県は誰でも利用できる商用ステーションの整備によって、水素を燃料とする燃料電池車(FCV)普及の第一歩とする考えだ。

 県は本年度、二酸化炭素を排出しない究極のエコカーであるFCVの普及拡大を目指し、燃料の水素を充填(じゅうてん)するステーション整備に関する補助金を創設した。早ければ今月末ごろまでに同社への交付を決定する。

 大手コンビニエンスストアの配送を行う同社は事業費約5億円のうち、県の補助金1億円、国の補助金2億5千万円を活用。ステーションは国道50号沿いに同社が新設する配送センターに併設する。東北自動車道佐野藤岡インターチェンジまで約3キロの立地で、面積は3345平方メートル。外部で製造した水素を調達するオフサイト方式となる。