2019年上半期(1~6月)の刑法犯認知件数は前年同期比176件減の5546件(暫定値)だったことが5日までに、県警刑事総務課のまとめで分かった。戦後最少だった18年を下回るペースで推移している。自動車盗や車内荒らしなどが大幅に減少したことが主な要因という。検挙率は0・1ポイント増の42・6%に上り、過去10年で最高となった。同課は「自動車盗などの容疑者グループの摘発などが功を奏したと考えられる」と分析している。

 19年上半期の件数を罪種別にみると、殺人や放火などの凶悪犯は前年同期と同数の35件となった。他の5罪種は前年同期に比べ、いずれも減少した。傷害などの粗暴犯は73件減の263件、器物損壊などのその他は74件減の748件だった。

 刑法犯全体の7割以上を占める窃盗犯は4225件で7件の微減だった。内訳をみると、車内荒らしが150件減の339件、自動車盗は105件減の138件、部品狙いは105件減の90件と、いずれも減少した。一方で万引が83件増の855件となったほか、住宅対象の侵入盗が81件増の330件と目立った。

 摘発件数は72件減の2361件で、検挙率は18年上半期に続いて4割を超えた。検挙率を罪種別にみると、強制わいせつなどの風俗犯は37・5ポイント増の100%、凶悪犯は11・5ポイント増の82・9%に上った。窃盗犯は41・9%で、自動車盗などの摘発が顕著だったという。

 同課は「認知件数の増加している侵入盗や万引などの摘発に引き続き力を入れる」と強調している。