ろうそくをともして巴波川を行き交う舟=4日午後8時25分、栃木市湊町

 栃木市の夏の風物詩「百八灯(ひゃくはっとう)流し」が4日夜、同市湊町付近の巴波(うずま)川で行われた。川面にろうそくや灯籠の光が幻想的に浮かび上がり、大勢の見物人を魅了した。

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 明治初期に日光二荒山神社を同所に祀(まつ)って以降、巴波川の舟運の安全祈願と百八の煩悩を水に流す神事として湊町自治会が毎年夏に行っている。市指定無形民俗文化財。

 神楽が演奏される中、ご神体を載せた舟のへりに108本のろうそくがともされ、灯籠が浮かぶ巴波川をゆっくりと上下。火の消えたろうそくは安産のお守りとされ、両岸で見守る見物人の中に投げ入れられた。

 同市富士見町、会社員石川幸弘(いしかわゆきひろ)さん(50)は「毎年お守りを楽しみに見に来ている。伝統的な神事なのでこれからも続いてほしい」と話した。