「FCトルペドエレバン」のチームスタッフたちと契約の記念撮影をする山崎さん(左から2番目)

 【栃木】藤岡町大前出身の山崎輝(やまざきあきら)さん(22)がこのほど、東欧アルメニアのサッカー2部リーグのクラブ「FCトルペドエレバン」とプロ契約を結んだ。「欧州で活躍したい」という目標を掲げ、あえて日本のクラブを経ずに海外クラブと契約。「海外へ挑戦したい人の道しるべになれればいい」。高みを目指す山崎さんの挑戦が始まった。

 山崎さんは佐野東高を卒業後、関東大学リーグでプレーするために東京学芸大学へ進学。海外を志すきっかけとなったのは、父の亜輝緒(あきお)さん(51)が代表を務める地元のサッカージュニアユースチーム「ファンタジスタ栃木」が昨春実施したフランスなどへの海外遠征だ。

 チームに帯同し、フランス1部リーグのパリ・サンジェルマンなどのコーチ陣から、本場のパスワークを学んだ。コーチ陣から「基本的な技術に秀でている」と評価された山崎さんは「手応えをつかんだだけでなく、自分の立ち位置が分かった」と海外遠征を振り返った。

 その後、フランス在住の亜輝緒さんの知人の仲介で、アルメニアのサッカークラブと契約した。現在は今月12日予定のリーグ開幕に向けて、プレシーズンマッチに臨む日々。ボランチとして先発出場し、ゴールを決めるなど活躍を続けている。

 目標は、欧州のサッカークラブが頂点を決める大舞台「UEFAチャンピオンズリーグ」に出場すること。2部のクラブが出場するには乗り越えなければならない壁が多いが、山崎さんは「1部に上がればチャンスはある。結果を求めていく」と意気込んでいる。