舟上の的を狙う射手=4日午前、日光市中宮祠

 【日光】弓の名手と伝えられる那須与一(なすのよいち)の故事にちなんだ「扇の的弓道大会」が4日、快晴の中禅寺湖畔で開かれた。県内外から男女約2千人が参加。中学、高校、一般の部で腕を競った。

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 日光二荒山神社中宮祠の男体山登拝大祭奉納行事の一つ。県弓道連盟が与一を顕彰するため、1962年から主催している。

 1185年、源平屋島の戦で源義経(みなもとのよしつね)の家臣だった与一が、二荒山神社大神に祈りながら、平家方の舟に立てられた扇の的を馬上から射落とした故事にちなんでいる。

 参加者は、岸から28メートル沖の舟上に立てられた幅約75センチの扇形の的を目掛けて4射ずつ矢を放った。個人、団体で競い、1射以上的中させた射手には記念の扇子が贈られた。

 初参加で1射的中した大田原中3年の丸山侑希(まるやまゆき)さん(15)は「いつもと条件が違うので難しかったけど、すごくうれしい。いい記念になりました」と笑顔を見せていた。