【よるのみや】うまいつまみとそば堪能 石臼挽き手打ち蕎麦こまめ

【よるのみや】うまいつまみとそば堪能 石臼挽き手打ち蕎麦こまめ

 蒸し暑さがこたえる毎日。同僚に「うまいつまみとそばで一杯やろう」と誘われた。

 昨年6月の開店以来「つまみもうまいそば屋」と評判の店。季節の魚料理にひかれたが、同僚は「そば味噌(みそ)」(税込み450円)と「出汁(だし)巻き卵焼き・小」(同500円)を注文。まさに酒のアテ。記者が下戸だと忘れたようだ。

 しかし、湯気の立つ出来たての卵焼きを頬張ると、そんな小さなことはどうでもよくなった。あふれるだしの濃厚さに頬が緩む。

 「だしにそばつゆを使っているんです」と店主の菊地耕生さん(43)。卵なのに「ジューシー」という表現がぴったりの味わいだ。

 同僚は、日本酒をなめながらそば味噌をつまんでいた。一つ頂くと、包んでいたシソの葉からそばの実を混ぜ込んだ八丁みそが顔を出す。ねっとりした舌触りとパンチのきいた塩分は、最高のつまみ。気取らず“スパイス”をきかせているのが何ともニクイ。

 もじもじする記者に、菊地さんが「もり蕎麦(そば)」(同680円)を出してくれた。そばをつゆにくぐらせ、いそいそとすする。香りを鼻腔(びくう)で感じ、やや太めでもちもちした食感を口中で堪能。あぁ、やはりうまいそば屋だ…。「飲み師」が喜ぶ、いや下戸の舌も喜ぶ満足の一軒ですぞ。 

 メモ 宇都宮市今泉1の1の11▽営業時間 午前11時30分~午後2時、同5時30分~10時▽定休日 日曜、月1回不定休▽(問)028・688・8910