【麺ロード】手もみそば いけもり

【麺ロード】手もみそば いけもり

 原料の産地へのこだわりは、誰にも負けないという自負がある。使用するソバの実は全て国産で、業者から複数のサンプルを取り寄せる。色や香りのバランスをみて時季ごとに最高品質のものを選び出し、自家製粉でそば粉にする。

 現在の場所で創業し、40年以上がたつ。2代目店主の池森義浩(いけもりよしひろ)さん(44)は高校時代から実家でアルバイトをしながら、そば打ちの修業を重ねてきた。卒業後すぐに働き始め、3年ほど前に店を継いだという。

 池森さんのお薦めは十割そば。群馬県渋川市赤城町のそばの実を使った夏の新そばで、香り高い鮮やかな薄緑色の麺が特徴だ。池森さんは「今年の夏そばは特に質が高い」と自信をみせる。

 麺の長さにも工夫を凝らす。つなぎを使わない十割そばは、喉越しの良い長い麺を作りづらい。池森さんはできるだけ粒子の細かいそば粉を作り、生地がつながりやすくなるよう調整している。

 基本メニューは、そば粉8割、つなぎ2割で作る二八そば。もちもちした食感を楽しめる。足利市のキャッチコピー「素通り禁止!足利」のロゴマークをモチーフにした特製メニューも用意している。

 池森さんは「自分が食べたいと思うおいしいものを、今後も提供し続けたい」と強調した。

 ◆メモ 足利市宮北町1の2。午前11時~午後3時、5~8時。月曜夜と火曜定休。(問)0284・43・0731。