県内の犬の登録数とマイクロチップ装着数の推移

 飼い主情報を記録したマイクロチップを体内に装着した犬は県内で2018年度2万3126匹に上り、10年前の約10倍に増えたことが3日までに、県のまとめで分かった。ただ県内で飼い犬などとして登録されている犬(約10万6千匹)のうち、装着している犬は2割程度にとどまる。迷い犬を減らそうと、県獣医師会などが推進し、マイクロチップ装着が広がりつつあるが、飼い主が見つからず殺処分となる迷い犬は少なくなく、県は装着の検討を飼い主に呼び掛けている。

 チップは飼い主の責任を明確化して飼育放棄や虐待を防止するほか、行方不明となった際の発見手段として有効という。6月成立の改正動物愛護法で、販売用犬猫への装着が義務化され、飼い犬や猫へは努力義務となった。

【ズーム】直径2ミリ、長さ10ミリほどで、注射器に似た器具を使い、獣医師が犬猫の首の裏側付近に埋め込む。体に害はないとされる。費用は数千円。専用の機器で個体識別番号を読み取ると、飼い主の名前や住所、連絡先などが分かる。