【よるのみや】手間暇かけおふくろの味 北信州野沢温泉すみよし也

【よるのみや】手間暇かけおふくろの味 北信州野沢温泉すみよし也

 時折恋しい「おふくろの味」。そんな懐かしい味で、心も体も栄養補給できる郷土料理に出合った。

 斎藤淳(さいとうあつし)代表(50)は、京都や金沢の日本料理店で修業を積んだ料理人。信州野沢温泉の「村のホテル住吉屋」からお墨付きをもらい、「手間暇かけた素朴な味を楽しんでもらいたい」と昨年8月、長野県産の食材にこだわる郷土料理店をオープンした。

 「長野に移った当時、あまりの素朴さに衝撃を受けた」と、斎藤代表一押しのメニューは、北信州で江戸時代から伝わる祝い膳「取り回し鉢」のお試し3種(税別千円)。歯応えのある干しいもがらの煮付けや、程良い酸味がクセになるいもなますなど、ヘルシー食材ながら味付けがしっかりしている。お酒のあてにぴったりや! 

 メインディッシュには、長野でも希少価値の高い深雪ポークのトンテキ(同900円)が鉄板の上で音を立て登場。まずは肉のうまみを楽しもうと一口。脂身が苦手な記者でも、香りが良くさっぱりした味につい箸が進んだ。

 長野の地酒も、日本酒からワインまで勢ぞろい。母親が作るおばんざいを思い出しながら、ほろ酔い気分でほっこりできるわが家になりそうやなぁ。