【よるのみや】枝枯らし熟成 赤身肉を堪能 牛匠 緒つじ

【よるのみや】枝枯らし熟成 赤身肉を堪能 牛匠 緒つじ

 5月にオープンしたばかりの焼き肉店。骨付きの状態でつるされたモモ肉の塊が入り口で迎える。昔ながらの熟成方法で、その名も「枝枯らし」。聞き慣れない言葉だが、なぜか食欲をそそられる。

 「黒毛和牛は枝枯らし向き。味が濃くなり柔らかくなる」。そう語る料理長尾辻倍建(おつじますたつ)さん(45)の言葉に、こだわりがのぞく。「霜降りよりも赤身が食べたい」と自身も感じ、赤身肉に特化したこの店を出したという。

 最初は看板メニューの「レンガ焼き」(100グラム、税別1490円)を注文、当然のように生ビールも加えた。早速、ウチモモの塊が目の前に。まずはその存在感を堪能。そして網の上に置く。広がる焼き音。目と耳で楽しみながら焼き上げた。

 ナイフでカットし食べる。断面を見ると、レアのような状態だ。わさびじょうゆを付け口に。柔らかい。が、とろけるような感じはしない。肉を味わったとの印象は強く、満足度は高い。

 「特選4種盛り合わせ」(4部位1枚ずつ、税別1500円)は「1人焼き肉」にもうってつけ。この日は「イチボ」「シンシン」「ランプ」「ナカニク」が並んだ。オープンキッチンの店内は落ち着いた雰囲気で、1人でじっくり肉を味わうのにもお薦めだ。