勇壮に披露された関白神獅子舞

 【宇都宮】関白町に伝わる「天下一関白神獅子舞」が3日、地元の関白山神社に奉納された。平安時代に起源があるとされる「関白流」の元祖で、地域の保存会が継承している。猛暑の中、10代~60代の約20人が演目を勇壮に、そして優美に披露し、厄よけや地域の安全、平穏を祈った。

 市教委文化課などによると、関白神獅子舞の起こりには次のような話が伝わる。地域を苦しめていた山賊を平定した武将の葬儀の際、急に雲行きが怪しくなり真っ暗になり、葬儀が中断してしまった。そこで、臣下が獅子舞を舞って悪い気を払うと、日が差し、埋葬を無事に済ますことができたという-。

 奉納は年1回、夏に保存会の人たちが行う。この日も装束を身に付けて集落を回った後、5演目を披露した。関白流獅子舞は、武将についての伝承をほうふつとさせる「御子舞」が特徴といわれ、獅子が勇敢に鬼を退治し、その後は祝いの舞を優雅に舞った。関白山神社には地域の人ら100人以上が詰め掛け、見入っていた。