【麺ロード】サッポロラーメンえぞ昇(佐野)

【麺ロード】サッポロラーメンえぞ昇(佐野)

 旧田沼町の田園地帯を旗川沿いに北上すると、「サッポロラーメンえぞ昇(しょう)」の看板が目に入る。店主の影山昇(かげやまのぼる)さん(59)は、東京に展開しているサッポロラーメンの老舗「えぞ菊」で30年修行し、本店で店長も務めた大ベテラン。ラーメン激戦区・佐野で、サッポロラーメンを売りにしている。

 高校卒業後、地元の先輩が働くえぞ菊を訪問。創業者で初代親方の故大西友治(おおにしともじ)さんが「ラーメン素人」を弟子に募集していたことが、ラーメン人生の始まりだった。経験豊富な先輩に囲まれながら必死に修行を積み、ついには大西さんのまな弟子として、本店の店長も任されるほどに成長した。

 49歳の時、のれん分けという形で独立し、地元にUターン。実家の倉庫を改修して同店をオープンした。

 えぞ菊のメニューを自分なりにアレンジし、野菜をたっぷり使用。麺の太さや味の濃さが調節でき、スープの味はみそだけでなく、塩としょうゆも選べる。行列必至の東京では難しい、一人一人の好みに合わせたラーメンを提供する。

 人気メニューは「野菜ラーメンセット」(税込み1千円)。野菜が大量に盛られた本格的なサッポロラーメンに、ギョーザ3個と半チャーハンが付いたボリュームたっぷりの一品だ。

 えぞ菊のファンという人が遠方から訪れることもあるという。影山さんは「のれんにはかなわない。初代親方をはじめとした周りの人のおかげ」と感謝を口にした。

 ◆メモ 佐野市船越町1354。午前11時~午後9時。年中無休。駐車場数カ所あり。(問)0283・62・7510