【麺ロード】小三郎(栃木)

【麺ロード】小三郎(栃木)

 静和駅から県道を東に進むと、行列のできるラーメン店が見えてくる。中島優樹(なかじまゆうき)さん(39)が2003年に開店した「小三郎(こさぶろう)」は、地元の住民からも愛される佐野ラーメンの店だ。

 ラーメン屋を営んでいた父に憧れ、小学生のころから同じ道に進むことを夢見ていた中島さん。高校卒業後1年間の会社員を経て19歳から5年半、「本場で手打ちを学ぼう」と佐野ラーメンの名店「おぐら屋」で修業を積んだ。

 メインメニューは、コシにこだわった中太ちぢれ麺に、あっさりながらコクのあるスープが絡む佐野ラーメン。中でも、その上に千切りショウガのあえ物が乗った「生姜(しょうが)らーめん」(税込み750円)が人気だ。ショウガのさっぱりさが病みつきになる一杯は、県外からのリピーター客も多い。修行時代の中島さんが、体調が優れないときに自分へのまかないとして作ったのがきっかけという逸品だ。

 そのほか野菜たっぷりで大ぶりのギョーザ(5個、400円)はラーメンよりも売上数が多く、夕食のおかずとして購入する地元の住民が絶えないという。

 店に入ると「一度二度足をはこべば、小三郎の手づくり味にがんじがらめよ」と書かれた看板が目立つ。「飽きない味を目指して常に研究を重ねている」と中島さん。その飽くなき探求心が、これからも多くの客を“がんじがらめ”にしそうだ。

 ◆メモ 栃木市大平町西水代2865の1。午前11時~午後7半。月曜定休。(問)0282・43・0414。