【よるのみや】こだわりの「瀬戸内産」堪能 かもし家

 【よるのみや】こだわりの「瀬戸内産」堪能 かもし家

 「アカナマコの酢の物」「生湯波とナス、オクラの冷やしあんかけ」…。涼やかな前菜に目を奪われた。

 来月で開店1周年。店主高橋宣洋(たかはしのぶひろ)さん(31)は「店名の『醸し』にちなみ、醸造酒に合う料理を心掛けています」と控えめに日本酒の瓶を差し出した。

 お造りにはハモとホウボウ、クロダイが並ぶ。特にハモは表面を焼いた焼き霜造りで、外はパリッと、中は柔らかな生の食感が絶妙。豊かな甘みで「淡泊なハモ」の概念が覆される。

 「えびしんじょの包み揚げ」も驚きだ。ふんわり包むのは花ズッキーニ。フレンチやイタリアンでお目に掛かる食材がえびしんじょと相まって、和のテイストになじんでいる!

 主に使うのは、前の職場でほれ込んだ瀬戸内直送の魚介と県産野菜。もちろん、旬や漁獲状況で産地は変わるが「海なし県でも珍しい魚を食べてほしくて」とこだわりを語る高橋さん。女性に喜ばれそうな見栄えとヘルシーさだが、意外にも男性客が多いという。

 今回お願いした「おまかせコース」(税別3800円)は7品。このほか、サワラの塩焼きやキンメダイとショウガの炊き込みご飯なども頂き、満足感はかなり高い。

 今後はアジやサバなども楽しめるとか。青魚好きの自分には、行く楽しみが増えたということだ。