本県のイチゴ生産量日本一を陰で支えているのが、訪花昆虫のミツバチだ。ミツバチはビニールハウス内でイチゴの花の間を飛び交い、花同士を受粉させる。

 県養蜂組合によると、ミツバチが元気に飛び回り、しっかり花と花を受粉させることで、規格外の実も少なくなり品質もよくなる。つまりミツバチの仕事ぶりは、イチゴの出来栄えを大きく左右しているということになる。

 ミツバチは、イチゴの栽培において重要な役割を担っている存在だ。ただ、イチゴのために使用する農薬の扱い方次第で、ミツバチを死なせてしまうこともあるという。

 例えば、ビニールハウス内の水たまりに農薬が入っていることがある。その水をミツバチが飲んでしまうと最悪の場合、大量死を招くことがある。わずかな農薬でも油断はできない。

 本県を含め全国的に発生している大量死は、1990年代から使用量が増えているネオニコチノイド系農薬が原因とみられる。

 本県が日本一の産地だからこそ、生産者にはミツバチに関する正しい知識を身に付けてもらい、イチゴの栽培に取り組んでほしい。